留学について
初めて留学をしてみたいと思っている方も多いと思いますが、留学するとはどういうことでしょうか。英語が話せるようになりたい、海外生活を経験したい、様々な異文化に触れてみたい・・・などなど理由はそれぞれで千差万別ではないかと思います。留学では、実用的なスキルを身に付けることももちろん大切なところではありますが、これまで何百人というお客様とカウンセリングをしてきて、留学するということはこれまでのご自身とは違う何かを見つけられるようになる、自分を変えられなくてもそのきっかけを作りたいというところに留学する意義を求めている方が多いかなという印象です。これまでの殻を打ち破り新しい何かを求めたいという場合、日本に居ながらでももちろんそれは可能だと思いますが、留学されることで日本では経験できないことが経験できたり、新しい考え方に触れることもできたりしますので、何かにチャレンジしてきたい、変えてきたいという方に、留学は一つの選択肢になるのではないかと思います。
留学で求められること
留学するということは慣れ親しんだ土地を離れて、言葉もわからず、生活習慣も違い、土地勘もない場所に出て行くことになります。留学すると決めることだけで大きな一歩を踏み出すことになります。そのため留学には日本では求められないようなことも求められるようになります。留学で求められるようになることの例として以下でいくつか挙げておきます。
- 海外では黙っていては誰も助けてくれませんし、声も掛けてくれるのも少ないです。積極的に活動するということを心がけ、主張していく姿勢を出していくことで、周りの人もアドバイスに乗ってくれたり、声を掛けてくれたり、手助けしたりしてくれます。
- これは英語にも通用することで、どんどん話していかなければ、ご自身がどういう人間かどういう考えを持っているか周囲の方はわかってくれませんし、わかろうともしてくれません。英語の上達という意味も込めてどんどん話をしていく姿勢が必要です。
- 海外にはいろいろな考えを持った人がいます。日本にいると考えもしなかったような考え方を持っている人に会うこともあります。たまに理解に苦しむ考え方を持つ人もいるかもしれません。そういう様々な考え方を受け入れて行く姿勢が求められます。
- 留学先で見られる行動パターンや生活習慣を受け入れていく姿勢も大切です。その国ではそれが当たり前、郷に入れば郷に従うことが大切です。
- 多くの国では日本ほど時間に正確だったり、決められたことが予定通りに行われるということはありません。海外では少しルーズな部分もありますので、そういったことに耐えられる忍耐力も必要となります。
- そのため、予期せぬことが起こることも良くあります。そういった場合に、如何に臨機応変に対応できるかという不測の事態での対応力も求められます。
留学に不向きな対応
留学に求められることの裏を返せば、留学に不向きな対応や姿勢というのが浮き彫りになります。大まかに言えば、消極性・他力本願・内向き姿勢・頑固・頭でっかち・柔軟性の無さなどあれば留学されても、留学先でトラブルが起こる可能性が高くなります。では、これらが少しでもあれば留学が難しいかということではありません。完璧な人はいませんので、こういった傾向があるかもしれないと思われる方は、留学を機会に変えて行けばいいのです。そのため、積極性・寛容性・包容力・臨機応変な対応力などのスキルを付けて行きたい方や、そういった方向へ変えて行きたい方には留学は適しているかと思います。留学には予期せぬ出来事が良く起こりますので、多くの乗り越え無ければならない山々が待ち構えているのも事実です。 ですがそういった場面を乗り越えて行けば、日本に帰りたくなくなるぐらいの楽しい留学生活が待ってくれています。