イギリスの語学学校にみる新型コロナ対策
イギリスの語学学校では、新型コロナウィルスによるロックダウン緩和を受け対面授業を再開しているところもあれば、まだ再開していない学校もあります。
オンラインで授業を行っている学校もあって、対面授業は再開しているもののオンライン授業と対面授業とで半々でやっているところもあります。
ここではイギリスの語学学校がどういった対策で対面授業を再開しているのか、ボーンマスにあるアングロコンチネンタルという学校の対策を例にご紹介してきます。
アングロコンチネンタルでは、学校の日本人スタッフの方が新型コロナウィルス対策について動画でしっかり説明してくれています。この動画の内容に沿ってご紹介していきたいと思います。
受付での対策
学校抜け付けでは、一方通行で入口と出口を分けて受付できるようになっています。
もちろん、入口で受付の順番を待つときには、ソーシャルディスタンスを守って受付前に並んでもらうようになるとのことです。
レストランでの対策
アングロコンチネンタルには大きなレストランが学校内にありますが、食事を購入する時も列を仕切るテープが引かれ、ソーシャルディスタンスを取りながら食事の購入や受け渡しで並ぶようになります。
食事の受け取り前にはジェルステーション(消毒ジェルの設置コーナー)を設けて、しっかり除菌してもらった上で食事の購入と注文をしてもらうようになります。
この消毒ジェル(日本では消毒液や消毒スプレーになりますね)は、学校の至る所に設置されていて、いつでもどこでも除菌できるようになっています。
レストランで食事をとる各テーブルはしっかり間隔がとられていますので、密になって食事をとるようになることはありません。
教室での対策
学校で一番出入りが激しいのは教室だと思いますが、教室ももちろん各教室の入口に消毒ジェルが設置されているのはもちろんのこと、除菌クリーナーも設置されていますので、手のひらや指先などもしっかり消毒して拭き取ることもできるようになっています。
動画を観ていただければお分かりかと思いますが、椅子と椅子との間隔もしっかりと確保されていて、生徒同士が密着することのないよう3密対策もしっかりとられています。
ラーニングセンターでの対策
語学学校にはパソコンなどを設置したラーニングセンターのある学校も多いですが、アングロコンチネンタルでは間隔を空けて着席し、生徒同士が隣同士で座ることのないようしっかり間隔を確保したうえでラーニングセンターを使用しています。
なおどこの学校もそうですが、新型コロナウィルス感染拡大防止のためテキストや本の貸し出しは行っていません。
他の学校ではどうか
以上はアングロコンチネンタルさんの動画を基に、イギリスの語学学校での新型コロナ対策をご紹介しました。
イギリスではしっかり感染対策を行った上で学校の再開が認められていたりもしますので、どの語学学校でもほぼ同じような対策がされています。
もちろん、感染拡大防止は一人一人の意識によるところがありますので、こういった学校のでの消毒対策を有効活用しながら感染しないさせないという意識で語学学校での授業に臨むことが大切です。