新型コロナ

2020年12月2日からのコロナ制限Tier制度



イギリスのイングランドでは、2020年12月2日から11月まで行っているロックダウンを解除し地域に毎に制限を適応するTier制度に切り替わります。

期限はいつまでとなるかは現時点で分かりませんが、最低9週間は続くものと言われています。

また12月23日~27日の期間は制限が多少緩和されます。

学校の扱い

ピカデリーサーカスロンドン

まずはイギリス留学で気になる点は学校がどうなるかですが、大学や語学学校などは新型コロナウイルス感染症対策が施されていれば、閉じることなく開校しても良い事になっています。

Tierによる制限なく、どの地域でも大学や語学学校は開校されます。ただし、開校するかどうか、もしくは対面授業を行うかどうかといった最終的な判断は各学校に委ねられていますので、通学される学校がどういった措置をとるか必ず確認するようにしてください。

日本国籍はいまのことろ(11月29日時点)イギリス入国後の自己隔離制限は無いですが、日本の感染状況次第では入国後の制限が課せられる可能性もあります。

入国後の入国制限が課せられてしまった場合には、14日の自己隔離措置が求められています。なお、今後自己隔離後5日経って検査で陰性であれば自己隔離解除となる事も検討されています。最新の情報にご注意ください。

イングランドのコロナTier制度

イングランドでは、地域ごとに3段階に分け、それに応じて制限の度合いが決まります。Tier1が一番緩く、Tier3が最も制限が厳しくなります。

このなかで留学に関わってくると思われる制限についてご紹介していきます。

Tier1エリアの制限

コロナウィルスのTier1の制限は3段階の中で一番軽い制限となります。

6人以上で屋外(法律上免除されている場所は除く)及び屋内での面会は禁止されます。

通常のビジネスなどは行って良いとされています。

飲食店は、アルコールを提供する店内ではテーブル利用のみ可能です。午後11時~午前5時までは閉店で、ラストオーダーは午後10時。

Tier1エリアからTier2またはTier3エリアへ移動する場合、Tier3エリアでの宿泊は避け、目的地のTierレベルに沿った制限に従わなければなりません。

Tier2エリアの制限

コロナウィルスのTier2の制限は3段階の中で真ん中レベルです。

一緒に暮らしていない人との面会は禁止されます。

6人以上で屋外及び屋内での面会は禁止されます。

COVID Secure Mannerというルールに従って通常のビジネスなどは行って良いとされています。

飲食店は、レストランを除きパブやバーは営業できません。アルコールを提供する店内ではテーブル利用のみ可能です。午後11時~午前5時までは閉店で、ラストオーダーは午後10時。

Tier2エリアからTier1エリアへ移動する場合でもTier2の行動制限に従う事。またはTier3エリアへ移動する場合、Tier3エリアへの移動や宿泊は避ける。

Tier3エリアの制限

コロナウィルスのTier3の制限は3段階の中で一番厳しくなります。

一緒に暮らしていない人との面会は禁止されます。

法律上免除されていない屋外も含め6人以上で全ての屋外及び屋内での面会は禁止されます。

パブ・カフェ・レストランは営業できません。デリバリーやテイクアウトのみとなります。

例外はありますが、ホテルやB&Bなどの宿泊施設も営業できません。

Tier3エリアから他のTier3エリアやTier1/2エリアへ移動してはいけません。

滞在する場所がどのTierか

滞在されるエリアがどのTierに指定されているか、以下のUK.GOVのサイトからチェックできるようになっています。

このTierの指定は2週間毎に感染状況に応じて見直されることになっています。滞在先の郵便番号を入力して確認できます。

留学で渡航するまでにチェックを

日本国籍の方は2020年11月の時点ではイギリス(イングランド)に入国後自己隔離措置は免除されていますが、滞在している場所でのTierエリア指定による行動制限には従わなければなりません。

学校の方は対面授業をやっている限り通学することはできますが、それ以外の社会活動に制限が出てきます。

ご自身がどのTierエリアに滞在しているか事前に確認し、そのTierによる活動制限のルールに従って行動するようにしてください。