イギリス留学の滞在先
イギリス留学における滞在先の種類
イギリス留学で検討しなければいけないことは、学校以外に滞在先をどこにするか考えて行かなければなりません。イギリス留学では、通常、全ての学校でホームステイを提供してくれます。その他に学生寮やフラット(アパート)を手配してくれる学校もあります。それぞれのメリットやデメリットも考えながらどちらを希望するか検討していく必要があります。
ホームステイについて
イギリス留学の際に滞在先として選ばれる滞在先としてほぼ7割がホームステイとなっています。ホームステイは文字通り、現地の住人の家庭に部屋を割り当てられてそこで寝泊まりし、食事も朝・夕の2食提供され、ステイ先の家族と一緒に過ごすという内容です。ホームステイのタイプの基本は、自分の個室を用意され、バスルームは家族と共同で利用し、朝食と夕食の2食が提供されると言うのが一般的なタイプです。
学校によっては、部屋だけの手配だったり、朝食のみといった手配もできますし、少し贅沢にバスルームは自分専用にするといった事もできます。長期留学やワーキングホリデーの方には、最初の数ヶ月をホームステイにしてその後の生活の拠点を探すというパターンも多く見られます。
ホームステイの長所と短所
長 所 | 短 所 |
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とにかく留学先が初めての場合は、現地でお世話になれる知り合いを作っておくことは心強いです。 | 滞在先ではできるだけ一人の時間を持ち、あまり干渉されたくない方には向いていないかもしれません。 |
学校以外でも英語の練習になります。もちろんホストはレベルに合わせて会話をしてくれます。 | ホストの方と合わないという事も出てきます。空きがあればホストの変更は可能です。 |
空き状況で左右されません。基本的にはどこかのファミリーに空きはありますので、遅いお申込みでも対応し易いです。 | ファミリーごとにルールがありますので、基本的にはそれに従わなければなりません。 |
食事代も気にする必要もありません。事前にホームステイ費を払うので、その中に食事代も入っています。 | 大都市になれば学校から離れている事が多く、その分交通費がかかってしまうケースがあります。 |
ホームステイの費用
それぞれの街にある学校の例でご案内します。1週間あたりの料金です。
都市 | 個室+1日2食+浴室共同 | 個室+朝食+浴室共同 | 個室+1日2食+浴室専用 |
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ロンドン | £170~£220 | £140~£170 | £220~£270 |
ケンブリッジ | £145~£165 | £130~£140 | £190~£230 |
オックスフォード | £145~£165 | £130~£140 | £190~£230 |
ブライトン | £130~£140 | £115~£125 | £200~£240 |
ボーンマス | £110~£135 | £115~£125 | £205~£235 |
エジンバラ | £145~£155 | £130~£140 | £190~£230 |
※ロンドンは、滞在先の地下鉄ゾーンによって料金が異なります。
※それぞれの都市にある各学校の情報にした目安です。
※学校によりホームステイの選べるパターンは限られます。
※学校により、夏の時期やクリスマス時期に追加料金が発生する事もあります。
イギリス留学におけるホームステイの概要や内容については、イギリス留学でのホームステイ概要もご覧ください。
学生寮について
イギリス留学でホームステイの次の多いのが学生寮への滞在です。学生寮はロンドンなどでの大都市では民間寮になる場合がほとんどです。学校で手配もやってくれますし留学スクエアでもロンドンの民間寮の手配は行っています。イギリスの場合は、学生寮の多くは個室です。キッチンやバスルームを同じフロアの学生と共同利用するというケースが多いです。
イギリスでは多くはないですが、大学付属校などでは、大学の学生寮に入居する事もできます。普段は学生寮の手配を行っていない学校でも、夏の期間になると大学の学生寮が手配できる所もあります。その為、中高生向けのサマープログラムなどでは、学生寮に滞在するプランも多く出ています。集団生活になりますので、周りに迷惑をかけない自律心が重要になります。また、学生寮の確保には空きがあるかないかが勝負になりますので、学生寮ご希望の場合は早めのお申込みが大切です。
学生寮の長所と短所
長所 | 短所 |
---|---|
準プライベートな生活スタイルを好まれる方には適しています。基本的に全て自分のペースで生活する事になります。 | 全てが自己管理になりますので、いろいろな事に手助けしてくれる人を探すのに苦労することも多いです。 |
フラットと違って、光熱費は滞在費に含まれていますので、電気やガスの利用頻度を気にしなくても大丈夫です。 | 食事が付いていなければ、食事の支度や洗濯も全て自分で行う事になります。 |
学校以外の友人や知人と知り合う機会にも恵まれています。 | 学校以外での英語レッスンの機会が寮での環境により左右されます。 |
大都市では中心部に近い場所にあるケースも多いので、交通費もあまりかかりません。 | ホームステイに比べて滞在費用が高いケースが多いです。 |
学生寮の費用
ロンドンとロンドン以外の例でご案内します。1週間あたりの料金です。
都市 | 個室+食事無し | 個室+食事付 |
---|---|---|
ロンドン | £170~£320 | £200~£350 |
ロンドン以外 | £130~£260 | £190~£320 |
※お部屋のタイプにより料金が異なってきます。
※ロンドンは、寮の所在地の地下鉄ゾーンによって料金が異なります。
※それぞれの都市にある各学校の情報にした目安です。
フラット(アパート)について
イギリス留学される上で、特に長期の場合はイギリスでアパート(イギリスでは「フラット」と呼びます)を借りて一人暮らしをしながら生活したいといったご希望を持たれている方も多いです。そこでイギリスでフラットを借りる、またはフラットを友人や知人とシェアするということも滞在形態の選択肢になります。ただ、フラットの手配は多くの学校では行ってくれません。
また長きに渡り生活する場所なので、大家さんと会いできるだけ物件を見た上で入居先を決めていくのが一番良いと思います。大家さんにも本人に会うことなく賃貸契約を結ぶという事を嫌がる大家さんも多いです。賃貸契約には、学校の在籍証明なども必要になりますので、まずは現地に行かれてからしっかりと物件や契約内容を見定めたうえでフラット暮らしを開始する事をお勧めします。
フラットの探し方
イギリス留学でフラットを探す場合は、まずはホームステイなどで数ヶ月現地で拠点を構えた上で探し始めることをお勧めします。フラットの物件情報はだいたい次の3つから探していくのが一般的です。
①新聞や週刊誌のClassifiedから探す
イギリスではLootなどの賃貸情報が掲載されている新聞や、英国ニュースダイジェストやジャーニーといった邦人向けの週刊誌に賃貸情報が掲載されていますので、そちらを参考に探す。
②日系の雑貨店や食材店に貼られてある掲示板から探す
日本人向けにはなりますが、ロンドンの中心部には日系の雑貨店や食材店がありますので、そこに掲載されてある掲示板の賃貸情報を見て物件を探します。
③インターネットの活用
spareroomやgumtreeなどのイギリス人向けのサイトからフラットシェア先を探したり、mixbなどの日本人向けのサイトでフラットシェア情報や賃貸情報を探します。
④現地の不動産会社で探す
現地の不動産会社で物件を探します。特にロンドン以外ではこのやり方が主流になるかと思います。ロンドンには日系不動産会社もあるので日本語で契約内容の確認を手伝ってくれたり、大家さんとの間に入ってくれたりします。
良い物件が見つかったら、連絡先にコンタクトを取って実際に物件を見るようにしましょう。その際に、家賃だけでなく家賃に含まれているもの(光熱費・インターネット代など)もしっかり確認しておきましょう。またイギリスのアパートでは敷金・礼金という概念は無く、代わりにデポジット(保証金)を1ヶ月程度払うようになります。デポジットがいくらになるかも予め確認しておきましょう。契約内容もしっかり確認して最終契約をするようにしてください。