イギリスTier4学生ビザ

イギリスTier4学生ビザについて

イギリス学生ビザに関する情報は予告なしに変更されることがあります。当ウェブサイトではできるだけ最新の情報を掲載するよう努めていますが、やむを得ない事情により掲載情報が最新でなくなってしまっている場合もありえます。当ウェブサイトでのビザ情報は参考としてご確認いただき、最新ビザ情報の詳細は必ずUKVIのウェブサイトをご確認いただきますよう、お願いいたします。

Tier4学生ビザ申請できるかチェックしよう

イギリスに留学する場合、Tier4学生ビザの申請対象になっているかまずはチェックしておきましょう。以下の項目に当てはまり問題ない場合は、学生ビザの申請ができます。

留学でのイギリス滞在が6ヵ月以上である

6ヵ月未満の滞在でもルール上はTier4の申請はできますが、イギリスに6ヵ月以上滞在する場合はTier4に限らず何かしらビザの申請が必要となります。

留学先の学校がTier4のスポンサーになっている

Tier4学生ビザはイギリス留学する前提であれば、必ず申請できるというものではありません。留学する学校がTier4のスポンサーになっていてCASレターと言う書類を発行できなければ申請できないようになっています。ほとんどのイギリスの大学はスポンサーとして認定を受けているので、大学留学であればまずこの点は大丈夫だと思います。

語学学校の場合だと、Tier4認定を受けている語学学校は数える程度しかないため、語学留学でTier4学生ビザを申請しようと思えば、スポンサーになっている学校をしっかり見極める必要があります。

英語力の証明

Tier4学生ビザでは、通常の成人向けの学生ビザでは英語力が求められます。しかもUKVIが定めたIELTSの特別仕様のテストでスコアを提出しなければなりません。IELTS for UKVIというテストで一般的に受験できるIELTSのスコアは認められていません。最低スコアとしては、大学以上の留学になると、この特別仕様のテストでCEFR B2(4.5)以上を証明できなければなりません。

更に、この特別仕様のIELTSは、東京と大阪でしか受験できないという制限も付いています。

ただ、Tier4のスポンサーのステータスで、Higher Education Institute (HEI)に認定されている教育機関へ留学する場合は、特別仕様のIELTSスコアを提出せずとも、その教育機関が求める英語能力試験等で申請者の英語能力を教育機関側で判定することで代用できることになっています。

なお、Child向けのTier4ビザでは、英語能力の証明は求められていません。

資金の証明

Tier4学生ビザでは、資金力もしっかりチェックされます。留学する教育機関への授業料はもちろんこと、留学中の滞在費についての資金力も求められます。

留学先がロンドンかロンドン以外かで必要証明額も変わってきます。以下は2019年現在での必要証明額です。数年単位でこの額も変わってきていますので、最新の証明額をチェックしておきましょう。

  • ロンドン:£1,265/月
  • それ以外:£1,015/月

学生ビザの必要書類

以上の要件を満たしイギリスのTier4学生ビザを申請できるようであれば、申請のために必要な書類を準備する必要があります。

必要書類

  • 現在有効なパスポート(申請日から最低6ヵ月間有効なもの)
  • 過去に使用し現在無効になっているパスポート
  • 教育機関発行のCASレター
  • 留学資金の証明(残高証明は不可)
  • 英語能力の証明(IELTS for UKVIのスコア)
  • オンライン申請用紙
  • VFSビザセンター予約確認書
  • 書類提出チェックリスト
  • バーコードセパレーター
  • 資金提供者からの保証状(親名義の口座を利用する場合などで資金提供を受ける場合)
  • 戸籍謄本(親名義の口座を利用する場合)
  • イギリスでの過去の学歴を証明するもの(イギリス留学経験がある場合)

必要な書類を全て列挙すれば、このようなリストになりますが、もちろん場合によっては全てを用意する必要はありません。一つ一つ説明していきます。

パスポート

パスポートは、申請者すべてに必須アイテムです。理想は留学する教育機関に出願するまでにパスポートを取得しておきましょう。ビザ申請では、過去10年間に利用したパスポートの提出も求められます。

CASレター

留学する教育機関が発行してくれます。書類形式の場合もあれば、メール形式のものもあったりします。教育機関により形式はまちまちです。これも申請者全員に必須アイテムです。

留学資金証明

日本のパスポートによる申請者は、この資金証明書類の提出は免除されています。

通常は、通帳または取引明細書を、英語の翻訳を付けて提出します。残高証明は認められていません。申請日から遡って28日間内の預貯金・取引内容が確認できるものでなければなりません。

英語能力の証明

日本のパスポートによる申請者は、この英語力証明書類の提出は免除されています。

通常は、IELTS for UKVIのスコアを提出するようになります。Higher Education Institute以外の教育機関に留学される場合は、IELTS for UKVIのスコアを申請フォームで申告します。

オンライン申請用紙

UKVIのサイトからAccess UKというビザ専用の申請フォームをオンラインで入力していくようになります。ビザ申請料やIHS保険料の支払いを完了した後で、オンラインフォームのダウンロードができるようになります。それを印刷してVFSビザ申請センターに持参します。

VFSビザ申請センター予約書

オンラインフォームを入力した後で、VFSのサイト上からビザ申請書類提出日を予約できるようになります。その際に予約確認書がダウンロードできるようになりますので、そちらを印刷して持参します。

書類提出チェックリスト

オンラインフォーム完成後にこちらもダウンロードできるようになります。

バーコードセパレーター

提出書類を種類に分けてまとめた際に、最初に添えるバーコード付きの表紙です。ダウンロードもできますので、それぞれの書類の表紙として添えて提出します。必ずA4サイズで印刷し、ホッチキスやクリップ止めして提出しないようにしてください。

資金提供者からの保証状

ご両親や他の第3者から資金提供を受けて、その資金で留学する場合は、その資金を提供してくれる方からの資金提供する旨のレターを英文で用意します。奨学金などで留学する場合でも、その奨学金の団体から奨学金を提供することに同意したレターを用意してください。

戸籍謄本

資金提供を受けて留学する場合で、ご両親や親せき身内の方から資金の提供を受けられる場合は、申請者との関係を証明する戸籍謄本も用意する必要があります。市役所や区役所で原本を発行してもらい、英文翻訳を付けて提出します。

過去のイギリス留学の証明

過去にイギリスに留学していた経験がありましたら、修了証などもその証明として用意してください。

Tier4学生ビザの申請手順

Tier4学生ビザの申請には以下の手順を踏んで申請を進めて行きましょう。

step 1CASの発行

Tier4学生ビザの申請を進めて行く場合、教育機関からCASを発行されないと始めることができません。まずは留学される教育機関にCASの発行を依頼するようにしてください。

step 2オンラインフォームの作成

CASが手元に届いたら、オンラインフォームの作成を進めて行きましょう。パスワードを設定し作成を開始します。オンラインフォームは自動的に保存されていき、保存先のフォームにアクセスできる独自のURLも発行されますので、パスワードやこの独自URLを大切に保管しておきましょう。

step 3IHS保険料の支払い

全てを入力し終わると、オンラインフォーム上でImmigration Health Surchargeと呼ばれるイギリスの社会保険料の支払いが求められます。年間で300ポンド(2019年現在)、3年の留学期間だと900ポンド相当の支払いが申請時に求められます。クレジットカードで支払います。

step 4ビザ申請料の支払い

最後にビザ申請料の支払いが求められます。申請料は£348(2019年現在)です。クレジットカードで支払います。注意していただきたいのは、このビザ申請料支払い日が「ビザの申請日」として扱われます。後述するVFSビザ申請センターへの書類提出日がビザ申請日ではありません。

step 5ビザ申請センター提出日の予約

ビザ申請料を支払う事でビザ申請フォームの作成が完了します。そのままVFSのサイトへ遷移し、ビザ申請センターでの書類提出日の予約へと移ります。VFSのサイト上で、ビザ申請センターへの書類提出日と時刻を予約するようにしてください。ビザ申請センターは東京または大阪のみとなります。

step 6ビザ申請センターでの書類提出

ビザ申請センターに予約を入れた日の指定された時間に、ビザ申請センターに出向いて書類の提出を行います。その際に、指紋採取と顔写真の撮影も行われます。

step 7パスポート返却

ビザ申請センターにて書類提出をした日から、何も問題なければ2週間~3週間後を目安にパスポートが返却されます。イギリスの場合ここで終わりではありません!

step 8イギリス入国

オンラインフォーム作成の際に、イギリス入国日を設定するようになりますので、設定した入国日から30日以内の期間中にまずはイギリスに入国しなければなりません。

step 9BRPカードの受け取り

イギリスに留学中は外国人の身分証明書としてBRPカードというものが発行されます。このカードを入国後10日以内に指定された郵便局(または大学で受け取れる場合もあり)でBRPカードを受けって晴れてビザ取得ということになります。

Tier4学生ビザの諸条件

Tier4学生ビザでは、以下の条件が付きますので、必ず確認しておくようにしてください。

就労について

Higher Education Instituteへ留学する場合で、学位コースの場合、

学期期間中は週20時間まで、休暇中はフルタイムの就労が認められています。

Higher Education Instituteへ留学する場合でも学位コースでなければ、

学期期間中及び休暇中は週10時間までの就労となります。

留学先が私立学校の場合(例えば語学学校)だと、働くことはできません。

滞在期間について

就学中はもちろん滞在できますが、就学前と就学後にどのくらい滞在できるかという内容です。受講するコースの期間に応じて変わってきます。

なおオンラインフォームでイギリスの入国日を設定する必要がありますが、必ずこの滞在期間の規定を考慮したうえで入国日の設定を行ってください。

12ヵ月以上のコース

【入国日】コース開始1ヵ月前から

【出国日】コース修了4ヵ月後まで

6ヵ月~12ヵ月のコース

【入国日】コース開始1ヵ月前から

【出国日】コース修了2ヵ月後まで

6ヵ月未満のコース

【入国日】コース開始7日前から
※但し、プレセッショナルコースは1ヵ月前から

【出国日】コース修了7日後まで
※但し、プレセッショナルコースは1ヵ月後まで

6ヵ月以上のコースやプレセッショナルコースだと、コース開始の1ヵ月前または設定した入国日の7日前のどちらか遅い方から入国できるようになりますので、計画をしっかり練ったうえで入国日の設定を行いましょう。

同伴について

意外に良くお問い合わせいただく内容が、同伴についてです。配偶者や子供を同伴することについてもいくつか制限があって、まず申請者の留学先教育機関がHigher Education Provider (HEP)として認定されている事。そして、留学するプログラムが9ヵ月以上のQRFレベル7以上のプログラム(修士課程以上に相当)であることが条件となっています。また6ヵ月以上のプログラムに在籍する政府が支援している学生も同伴可能です。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

メールや電話での執拗な営業行為
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